電子定款作成での余談 サラ金レベルを越えた?奨学金

奨学金を延滞している50%近くが、お金を借りた時に『返済しなくてはいけないこと』を知らなかった統計データが存在すると言います! 事実なら怖い印象を受けませんか?

私の記憶では・・・政府の運営する奨学金には2種類あって、1つは返済が不要だが、成績など条件があり、返済は不要! もう1種は単に融資だったように思っていましたが。

奨学金での滞納がない方では90%以上の方が手続き前に『奨学金の返済義務を知っていた』と答えているのに対し、奨学金支払いの延滞者についてはわずか55%弱。残りの45%は手続き中に認知したか、もしくは手続きが終了してから返済義務を理解したこと言われています。

  • 延滞者:45%が手続き前に返済義務を知らなかった
  • 無延滞者:90%が借りる前に返済義務を知っていた

特に、奨学金の実際の返済開始以降や、奨学金返済についての督促(未払い)を受けてから、はじめてその事実を知った人が12%近くもいることには驚きを覚えますがいかがでしょう!

もう、これほどまでに多くの延滞者が、『奨学金は返済しなくてはいけないことを知らなかった』と回答していること自体がひどい状況なのですから、返済ができずに、延滞してしまうのも当たり前と言える現状です。

もちろん、十分な説明をせずに奨学金を貸す側にも若干の問題があるように思えますが、それ以上に奨学金を使う(借りる)側にも『数百万という大金を借りて、大学や専門学校に通っている』という、元々の自覚が必要だと思います。

 

独立行政法人 日本学生支援機構が行った下記の調査です。