どこまで聞いていても、おかしな論理の<STAP論文>極秘研究ですが、サインだけしておいて、なにも知らなかった、というセンスも驚くやら呆れるやらです。あの日の会見はなに?

<STAP論文>極秘研究…サインだけの共著者  毎日新聞4月2日

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)は、全国9カ所に散らばる理研の研究エリアの中でも「理想的な研究所」として知られる。
若手や女性 の研究リーダーを積極的に採用し、有名科学誌に数多くの論文が発表されてきた。中でも、研究室間の風通しの良さが特徴だ。(中略)研究チーム内でも、研究内容やデータを議論する機会が少なかったとみられる。発表されたSTAP細胞の論文2本には14人の研究者が名を連ねるが、中には論文の実験や解析に全くかかわっていない「共著者」がいたことが、取材で明らかになった。

その研究者は「自分はSTAP細胞研究には携わっていず、論文中のデータにも一切貢献はしていない。草稿も見ていない。共著者の一人に頼まれて(論文投 稿に必要な著者としての)サインをした」と明かす。
疑惑だらけの論文になってしまった今、後悔する。「(サインを)迷うべきだったかもしれない」「オープンな議論」が売りだったはずのCDBの共著者らは、ずさんな論文を見逃した経緯について取材に応じていない。
研究倫理に詳しい御園生誠・東京大名誉教授は「共同研究者は当然、生データをベースに議論すべきだし、それを怠ったとすれば問題だ。不正行為に直接手を出していなくても、指導的立場にあったシニアの研究者たちの責任は、小保方さんと同等以上に重い」と話す。